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2000年11月 8日 (水)

「そういう世界」じゃなくて

 

私のお芝居は、「不思議なひとが出てくる」とか「不思議なことが起こる」とか言われる。

わたし自身は不思議だと思わない。
書いてるのは私だからあたりまえだけど。
「そういうことだってあるでしょう。」といつも思っている。
誰にも想像も付かないことだってしょちゅう起きてるんだから、
誰かが簡単に思いつく程度のことが「おきるはずがない」はずがない。

私がビーズクッションの上でパソコンを叩いているように、
誰かがドラム缶の横でざぶとんに座っている。
そのひとが不思議なら私も不思議だ。

だから。「そういう世界なんですって言い切っちゃえばいいんですよ。」
という言われると素直に頷けない。
違う。

「わたしの世界とは違うけど、私とは関係ないところにそういう世界があることは認めますよ。」
というニュアンスを感じるから。
世界はひとつしかないと思っている。
だからどんなものもそこにいなければいけないし、そこにいることができる。同じ世界にいるからといって別に賛同しあわなればいけないとも思わない。出会わなければいけないとも思わない。
というか、それは無理だろと思う。

「そういうこと」は「そういう世界」でだけ起こるのではなくて。
私やあなたの世界のなかにも「そういうひと」が居て、
私やあなたの世界にも「そういうこと」が起こりうるのだ。
誰かが認めようと認めまいと、それはどうしようもなくそうなのだ。

わたしは、そう、思ってる。

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